|
|
会場の石人山古墳は、筑後市と広川町の境にある洪積台地で発見された、全長107メートルの前方後円墳で国指定史跡の1つ。
約1550年ほど前(5世紀前半)のものといわれ、後円部には石室があり、中には家型石棺が納められている。
石棺には二重丸の文様の【重圏文(じゅうけんもん)】と、直線と帯状の弧線が組み合わされた文様【直弧文(ちょっこもん)】が浮き彫りされ、その装飾は見事。
フェンス越しではあるが、間近に見ることができる。
また、前方部と後円部のちょうどくびれ部分には石棺を背にして【武装石人】が立ち、地元では「せきじんさん」と呼ばれて親しまれている。高さ1.8メートル、三角板単甲(さんかくいたたんこう)と草摺(くさずり)を身に付け、背中には矢筒が掘り込まれ、よく見ると、右脇部分には、当時赤色に彩色された痕跡がかすかに残る。
古くから信仰の対象として、さらには身体治癒の霊験があるとされ、身体の悪い部分をさすったり、たたいたり、削って飲んだりすると治ると強く信じられていたそう。そのため、損傷を受けているものの、目の前に立つと圧倒されるような力強さを感じる。
勇壮な姿の石人は今もなお、棺に眠る被葬者を守り続けているかのようだ。太古のロマンに想いを馳せながら、じっくりと散策するのもおもしろい。 |
この石人山古墳を「もっと身近に感じてもらいたい」との 思いから始まった「石人まつり」。
当日は、神事に続き古墳説明、地元一条地区の女性グループによるだご汁等の郷土料理バザールや、地元野菜の青空市場、日用品が当たる抽選会などが催され、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで多くの人で大にぎわい。
大正琴や赤坂太鼓の演奏に耳を傾けながら、しっとりと野点を楽しむ人たちも。 |
| 市内最大の花見スポットである会場周辺の約600本のソメイヨシノやヤマザクラも一斉に咲き誇り、春の宴を盛り上げていた。 |